2019年11月。コミュニティFMの仕事が軌道に乗り始めた永浦百音(清原果耶)は、生き生きと毎日を過ごしていた。母・亜哉子(鈴木京香)は民宿を始める準備で忙しそうだ。
そんなある日、水産関係の交流会があった。未知(蒔田彩珠)が大勢の前で堂々と研究発表をしている姿を見た百音は、妹を誇らしく思う。
交流会後、百音は、大学教授の金子(遠山俊也)が未知を大学に誘っていることを知る。金子は未知の能力を買い、一緒に研究をしたいと考えていた。
どうなる祖父のカキ棚
同じころ、永浦家では祖父・龍己(藤竜也)と父・耕治(内野聖陽)が、今後について話していた。龍己はカキ養殖を続けることに限界を感じているようだ。
ある朝、ラジオブースの前を地元中学生の石井あかり(伊東蒼)が通りかかる。気になった百音は声をかけるが、警戒心が強いのか、あかりは自分のことを話そうとしない。結局、百音は何も聞けずに仕事に戻る。
その夜、及川亮(永瀬廉)と飲んでいた未知を迎えにいくと、何だか様子がおかしい。百音は、未知の気持ちをゆっくりと聞き始める。
百音は、龍己が壊れたカキ棚を元に戻さず、「永浦水産」をたたもうとしていることを知る。亜哉子と未知は、「どうにかして続けよう」と必死で説得する。廊下でやりとりを聞いていた耕治は、話に入って行くことができない。
後日、中学生のあかりと亜哉子の関係を知った百音は、あかりを永浦家に招きいれる。
そして祖母・雅代(竹下景子)の7回忌の日。亜哉子は耕治との結婚について、百音が知らなかったことを話し出す。
(NHK総合あさ8時放送)