相続した遺産を萌の弟へ
3カ月後、街中で正隆を襲って身柄を確保されていた創甫は出所。その際に匿名の手紙を渡され、開封すると中に5億円の小切手が入っていた。
創甫を待っていた池崎は、
「いいからありがたくもらっとけよ。お前のこと気にかけてるとてつもないバカがどこかにいるってことだよ。...そういやお前、大学行きてぇとか言ってなかったか?とにかくお前には、未来しかない」
と声をかけた。
出産した雪映は子供を連れて正隆の面会へ。正隆は全ての罪を1人で背負おうと、雪映に離婚届を送っていた。正隆は、
「雪映、俺、結局、1つも約束守れなくて、ごめんな。この子と、幸せになってくれ。旅行もいっぱいして」
と、別れの言葉を贈る。雪映は、
「うん。私この子を、1人で立派に育てて、幸せになる。もう2度と、あなたには会わない」
と返したが、直後に離婚届をビリビリに破いた。
「私はあなたの妻。この子は、あなたの子供だから。私今、幸せだよ」
と笑顔を見せ、正隆も「俺も、今、幸せだ」と微笑み、2人は夫婦のまま別れることとなった。
「もう2度と、君と会うことはなくても」(正隆)、「もう2度と、あなたと会うことはなくても」(雪映)、「俺たちは」「私たちは」「夫婦。ただ、離婚してないだけ」(2人)
とのナレーションで、全12話のドラマが幕を閉じた。