「高市早苗氏が猛追」情報 安倍前首相の「新たな悩み」とは

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   27日(2021年9月)の「モーニングショー」は、自民党総裁選の最終版にさしかかり、存在感を示し始めた高市早苗・前総務大臣と、その後ろ盾となっている安倍晋三前総理、そしてその周辺の新たな動きを伝えた。

   テレビ朝日が国会議員票の動向を取材したところ、河野太郎氏が100票超、岸田文雄氏が約120票、高市氏が80票超で、野田聖子氏が20票。また、共同通信がこの週末全国の党員・党友票を試算したところ、河野氏が最多の約200票。岸田氏は90票超で、およそ70票の高市氏が迫ってきている。野田氏は約10票だった。

  • 安倍晋三前首相
    安倍晋三前首相
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玉川徹「総選挙を考えればこれは準決勝」

   情勢については、どの候補者も過半数の383票に届かず、決選投票が濃厚だと見られている。

   キャスターの斎藤ちはるは「安倍前総理が高市氏を支持したことで、河野氏と岸田氏を猛追しているという声もあります」と自民党内で上がっている声を伝えた。

   細田派関係者の1人は「安倍さんは細田派から高市票を出せ出せと言っている。高市支援にエンジンがかかっちゃったんだろう」。また細田派の大臣経験者は「みんな安倍さんに言われたら『はい』と言うよ。7年8カ月も総理をしていたら、誰だってお世話になっている」と話したそうだ。

   一方で、安倍前総理に新たな悩みも出てきたという。「高市氏が岸田氏を逆転しないようにそろそろ『撃ち方やめ』にしないと」(細田派関係者)。「高市氏が2位だったら、決選投票では河野氏が勝つ。河野氏が総裁になれば安倍さんにとってプラスにならない」(岸田派のベテラン議員)ということだ。

   石原良純(俳優・気象予報士)「台風の目は高市さんなのかなという感じがしますね。まだまだ何が起こるのか分からないのが政局だと思って見ています」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「総選挙を考えればこれは準決勝。僕が見ているのは既得権との向き合いです。世界中はもうとっくに再生可能エネルギーに舵を切っているのに、日本はいまだに遅れている。誰が総理総裁になればそれが変わるのかは、だいたい見える。全員が参加できる総選挙が待っているわけですから、有権者はそういう目で準決勝を見ればいいと思っています」

(ピノコ)

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