「この言葉、ご存じでしょうか」と岩田絵里奈アナがけさ27日(2021年9月)の「スッキリ」で切り出した。その言葉とは「# 卒アルお父さん」。司会の加藤浩次「卒業アルバムのお父さん、若いころのお父さん、ということだよね」。その通り。「#」をつけたお父さんの動画がたくさん投稿されているという。
加藤浩次「お父さんが若いのかな、いまは」
例えば、現在は髪の毛を剃っているお父さんの黒髪姿や、父娘そろってのダンスやハグする動画もある。7月ごろから増え始め、Tik Tokの総再生回数、2億2000万回以上という。
岩田が「こんな調査もありました」と紹介した「お父さんのことが好き? 嫌い」という女子高校生100人調査(渋谷トレンドリサーチ/INGTeens調べ)によると、「好き」が82%、「嫌い」が18%。これが21年前には「好き」37%、「嫌い」63%だった。
この変化は何なのか。「お父さんが若いのかな、いまは」と加藤。
街で聞くと「すごく好きです。一緒に遊んでふざけたり、音楽・ゲーム・アニメなど趣味が一緒だったり楽しい。友達感覚です」(高校1年、父42歳)、「パパが『信(しん)』って言うんですけど、信君か、パパか、どちらか言っています」(高校2年、父35歳)。
調査によると、好き・嫌いの理由について、「好き」なのは「優しい」33%、「相談にのってくれる」12%、「おもしろい」11%。「嫌い」は「あまり話さない」2%、「しつこい」2%、偉そうに振る舞う」2%だった。
父親の好感度アップの背景について、調査の担当者は「スマホの普及、LINEなど通じてコミュニケーションが増えたこと」「仕事も育児も夫婦2人で、ということで、父親が親しみやすい、優しい存在になった」とみている。
(一ツ石)