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「ピーチ・アビエーション」昨夜の酒が残っているCAがあわや乗務!チーフパーサーは見逃し、空港でバレた

   こちらのメディアの社長のやり方も、死者を悼むという気持ちが感じられない。少し前に週刊文春が、フジテレビ系列の岡山放送で、上司のパワハラを受けて自殺した社員(30)がいると報じた。岡山放送側は他のマスコミの取材に対して、「現在社内で調査中」としか答えていないようだが、組合が事態を重く見て、現場で働く社員へのアンケートを実施した。

   すると、「現場の社員の約40%が上司からパワハラを感じることがある」という調査結果が出たそうである。岡山放送は7月に新社屋に移転したそうだが、社員が自殺して6日後に新社屋移転を祝うセレモニーを開き、「中静敬一郎社長が自らくす玉を割って祝いました。社内では社長への不信感も高まっています」(岡山放送関係者)。

   同局の元アナウンサーの淵本恭子は自身のインスタグラムで、社員が亡くなって1週間も経っていないのに、多くの社員の反対を押し切ってくす玉を強行したのは、「まともで優しい人間のやることとは思えません。このくす玉問題だけでも、パワハラをした本人だけでなく会社の体質自体に問題があると言えると思います」と批判している。

   ここだけの問題ではない。テレビ朝日も五輪打ち上げのバカ騒ぎなど不祥事が続発している。メディアは内部から確実に腐ってきている、そう思わざるを得ない。

   さて、こちらも深刻な事態のようだ。ピーチ・アビエーションという格安航空会社がある。そこのCAが勤務前夜に友人と酒を呑み、出勤前に自主検査をしたところ、呼気からアルコール反応が出てしまったという。だが、チーフ・パーサーには、それほど呑んでいないと伝え、パーサーもそのまま空港に向かわせてしまった。空港の検査でもアルコールが検知され、その時点でようやくCAが会社に報告、急遽、そのCAを外し、4人のところ3人で運行したというのである。

   さらに、会社側は監督官庁には報告を終えているが、メディアには黙っていろという文書を全社員にメールで流したそうだ。安全・安心を最優先すべき航空会社に、あってはならない呆れ果てた対応である。ちなみにこれも週刊文春の記事。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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