連続ドラマ「ただ離婚してないだけ」(テレビ東京系)第11話が、9月22日(2021年)深夜枠(23日未明)に放送された。(ネタバレあり)
柿野家からの脱出に成功した佐野義文(深水元基さん)だったが、タンクトップとオムツ姿で住宅街を走る姿を、車で通りがかった仁科徹(杉本哲太さん)たちに見つかってしまう。
「ご褒美」と称して頭からかけられたのは...
佐野はガールズバーの経営にあたり仁科から金を借りていて、返済を迫られる中、夏川萌(萩原みのりさん)の失踪に関係していそうな正隆(北山宏光さん、Kis-My-Ft2)を脅したことがきっかけで監禁されていた。
仁科はまだ借金を返していない佐野を拉致、倉庫で水をかけ続けるなどの拷問を加える。
「ねえ、金返して。返せないんだったら君の体売ったっていいんだよ」
と仁科にいたぶられた佐野は、
「金はあります!柿野を脅せば...柿野が逃げられない証拠があるんで...俺の、この中に...」
と、自分がはいているオムツを目線で指す。
仁科の舎弟・薮浩二(山口祥行さん)がオムツに手を突っ込むと、中からSDカードが。正隆と雪映(中村ゆりさん)が萌の死体を庭から掘り起こす様子を佐野が撮影したデータが入っているものだ。
写真を見た仁科は、「面白い!何だよこれ佐野くん、最高だよ!」と大はしゃぎ。
「これがあれば、柿野は必ず、金を出します...だからもう、水だけは...」
と乞う佐野を横目に、仁科は
「薮くん、佐野くんに、水じゃないやつご褒美あげよう」
と薮に命じる。命は助かるとほっとした様子の佐野だったが、仁科の舎弟たちが持ってきたのは灯油が入っているとみられるタンクだった。
頭から液体をかけられた佐野に、仁科は「大活躍の佐野くんに、ご褒美だよ」と笑顔を見せる。涙をこぼす佐野に構わず、床にも放った液体にジッポーライターで火を付け、仁科たちは車に乗り込んだ。佐野の断末魔の叫びが聞こえたのち、倉庫の中から爆発音が轟いたのだった。
安里監督「現場で涙出ました」
放送終了後、佐野を演じた深水さんはツイッターで
「佐野......頑張ったな!お疲れ様でしたm(__)m」
と投稿。監督の安里麻里さんは、
「佐野、燃やされる時、現場で涙出ました。哀れな佐野の最期を、ありがとうございました。どこか魅力的に、チャーミングな悪にして、敵なのに悲しい死をクライマックスにしたかった。素晴らしいお芝居、肉体改造、本当にありがとうございました」
とツイート。プロデューサーの松本拓さんも、
「ただただ、最高でした。次はどんな役の深水さんとご一緒できるのか、、今から楽しみです。多謝」
と、怪演を見せた深水さんをねぎらった。
視聴者からも、
「悪役ではあるものの演技力が凄く大幅な減量したり役者魂も凄い。憎たらしく精神力高く意地悪く一人の悪党の人生を見ている感覚で、まだ最終話見ていませんが間違いなく一番魅力的なキャラでした」
「水と油まみれになる中、佐野の目から流れた涙がすごかったです、、、絶望、、、しんどすぎました。。深水さん、素晴らしいお芝居をありがとうございました!」
「深水さんの全身全霊のお芝居無くして、ただリコは成立しなかったと思います。ありがとうございました」
など、悪役に徹し続けた佐野と深水さんに愛あふれるコメントが寄せられている。
(TT)