<SONGS 桑田佳祐スペシャル(NHK総合)> この秋、ソロとして4年ぶりの新作となるEP(ミニアルバム)『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を発表した桑田佳祐。今回(2021年9月16日)、4年ぶりに桑田佳祐が出演するというので楽しみにしていた。が、番組は番組責任者の大泉洋が桑田に都内ボウリング場に呼び出された、というところから始まり、桑田からマイボールとマイシューズをプレゼントされ、2人がボウリング対決するという流れで、なかなか歌を聴かせてくれない。
ボウリング好きは有名な話
桑田がボウリングにハマっているのは有名な話で、「KUWATA CUP」なるボウリング大会まで生まれたほど。今年も「KUWATA CUP 2020→2021~みんなのボウリング大会~ ONLINE MATCH」として開催中で、そのポスターなどもちらっと映っていた。
ここで、疑問なのが、桑田が大泉にプレゼントしたマイボウル。実際、マイボウルを作るには、事前に指穴のサイズを採寸したり、重さを決めたりしなくてはいけないはずなのに、どうやって作ったかが謎。予め知っているくせに喜んでいるとしたら、興ざめだ。
というか、2人のボウリング対決自体、たいして面白くないし、オジサンたちがボウリングで戯れているのを見せられてもなあ~だ。今回、肝心の歌はすべてテレビ初披露の5曲だったが、ボウリング対決などやらずに、どうせならもっと歌を聴かせて欲しかった。
もうひとつ疑問なのが、番組で、大泉洋が出演する映画の主題歌を桑田が歌ったということで、その主題歌『Soulコブラツイスト~魂の悶絶』を歌ったのだが、この曲、綾瀬はるかの「ユニクロ」のCMの曲かと思っていたので驚いた。いったいどっちの歌なんだ!?
番組の最後、覆面レスラーが桑田にコブラツイストをかけ、その覆面をとると大泉洋だった、というオチも、まあ、そうなんだろうなという感じで、全体的に軽~くスベっていたような......。
「SONGS」、余計なことをせず、歌をメインにして欲しい。
(くろうさぎ)