新型コロナワクチンの接種が若い世代にも広がり、希望する国民の約55%が2回目を完了した。それにともなって増えているのが、ノーマスクで歩く人たちだという。「めざまし8」がきのう21日(2021年9月)に、東京・六本木と渋谷に行ってみると、マスクをしないままスマホをしながら歩く男性、全員ノーマスクの数人のグループなど、たしかに目立つ。
医療整備拡充が依然課題に
なぜ着用しないのか聞いてみると、「ワクチン打った。2回。もう電車に乗るときぐらいしかしない」「2回打ってるし。そもそもマスクでコロナ防げないのに、こんなことやってるの日本だけ。バカか」と笑って話す。厚生労働省や医療専門家は、「ワクチンは重症化を防ぐが、感染を100%防げません」と、接種後もマスク着用を求めているが、この連中は自分が人にうつすかもしれないことにまるで無頓着なのだ。
政府は今月いっぱいで緊急事態宣言を解除する方向で動き出したが、街がこんありさまなのに大丈夫なのか。第一生命経済研究所の首席エコノミスト・永濱利廣氏は、落ち込んでいる経済は解除で最悪の状態を脱するだろうが、優先すべきは予防と治療だという。
「日本経済の回復が遅れているのは、医療が逼迫しているのが一番の原因ですから、まずはここの整備です。そのあとに行動の緩和、そして経済政策で引っ張り上げるという段取りになります」と解説した。
司会の谷原章介「まだ、かなり時間がかかりそうですね」
専門家は冬にかけて第6波は必至だという。緊急事態宣言が解除されても、飲食店はワクチン未接種やノーマスクの客は入店お断りにしてほしい。
(カズキ)