ユニクロ、エビ、温水洗浄便座の共通点とは 「あさチャン!」が追った品薄の理由

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   「ユニクロの秋冬もの」「エビ」「温水洗浄便座」が今、日本で手に入りにくくなっているそうだ。「一見、共通点がないようにも見えるのですが、実はこれらは同じ理由で販売延期、品薄が相次いでいるそうです」ときょう22日(2021年9月)の「あさチャン!」でMCの夏目三久が伝えた。

   番組が取材したのは、都内のスーパー。「ボイル寿司エビが1カ月間、全く入ってこない。在庫がなくなると、お客様に迷惑がかかってしまう」と鮮魚部の担当者が嘆く。流通のほとんどを輸入に頼る「エビ」のうち、ベトナム産が品薄なのだという。

  • 番組サイトより
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ベトナムのロックダウン

   背景にあるのは、新型コロナによるベトナムのロックダウンだ。ベトナムではきのう21日の新規感染者が1万1692人と感染拡大が続いており、ホーチミンなど主要都市で街が閉鎖されている。この影響で、食材加工を行う工場はほとんど稼働できていない。ベトナム在住の和田良子さんは「3カ月ぐらい一歩も家から出ていないという人もいます。通勤が認められていないので、工場で働くには泊まり込むしかない状態です」と話していた。

   「ユニクロ」では、ベトナムの工場で生産や物流が止まっているため、今月17日から販売予定だったセーターやスウェットなど4種類の秋冬商品が販売延期となっている。

   「リンナイ」などガス給湯器のメーカーもベトナムの工場からの部品が入らず、納期が遅れる事態に。同社の樋口哲也部長は「(ロックダウンが)解除されたからといって、急激に部品が戻ってくるわけではありません。我々の手元に届くのは少し先のことだと思う」と話す。

   大手トイレメーカー「TOTO」は、日本向け温水洗浄便座の部品が届かず、生産量を減らさざるを得ない状況になっている。都内のモデルルームの担当者は「10月、11月に引き渡しを迎える客は便器がいつ入るか、日程がはっきりしない」と困り顔だった。

   ナレーションは「ベトナムによって支えられる日本の衣食住。影響は続きそうです」とこのニュースを締めくくった。

(キャンディ)

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