<朝ドラ 今週の山場は?> 9月14日(2021年)放送回で、百音(清原果耶)と菅波先生(坂口健太郎)が、汐見湯で百音の新規事業プランについて2人で考えている場面があった。いつものように百音が菅波先生に気象予報と医療の関係について相談しているのだが、パソコンを開きながら並んで座っている2人は仲睦まじく映った。
「百音さん」と呼ぶ菅波先生に対して「やめてください、その呼び方。叱られてるみたい。モネでいいって言ってるのに」とモネちゃん。また「光太朗さん」と呼ぶ百音に対して、しかめっ面をしながら「母親がそう呼ぶんですよ」という先生。
「視聴者代表、菜津さん」の声も
遠距離恋愛とはいえ、2年以上が過ぎたこの2人。今頃、呼び名で問答しているなんて、相変わらずじれったいというか、超スローペース。視聴者の間でも呼び方でイチャイチャする2人に「みんなと同じ呼び方じゃつまらないと理由付けて『百音さん』と呼ぶ菅波先生にキュン」「みんなとは違う自分だけの呼び方で呼びたいんですよねそうですね」「光太朗サン 百音サン の呼び方で、あんなに静かにイチャイチャ出来るのね!」など反響が大きいよう。
その2人の様子を、背後の番台から見守っているのが汐見湯の菜津さん(マイコ)。2人をモデルに菜津さんのデッサンが映り、さすが美大で勉強した実力、すごく特長をよく捉えていた。この絵の挿入によって、モネちゃんと菅波先生のピュアな様子が強調されて伝わった。
穏やかな菜津さんだが、絵を描きながら、2人の煮え切らないやりとりのなかに入って「久しぶりに会ったんでしょう?お食事に行くとか、したら?」と外へデートに行くように忠告。「百音さん&光太朗さんと見せつけられてる菜津さん、そりゃどっか行って欲しわ!」「遠恋で久しぶりに会ったなら仕事の話してないでデートしなさいよ!!視聴者代表、菜津さん」などネットでも菜津さんに賛同する声が大きかった。
遠距離でじれったい2人とはいえ、1話ずつ、ほんのわずかに関係が育まれているようにも見える。その微妙な違いを案外楽しむことができて面白い。2人の恋の行方と百音の新事業プラン、どんな風に物語を盛り上げていくのか楽しみだ。
(Y・U)