温帯低気圧になって勢力を弱めると見せていた台風14号が急変した。きょう17日(2021年9月)午後に北九州に台風のまま上陸した後、大暴れしながら西日本・東日本を横断しそうだ。気象防災キャスターの天達武史が最新情報を伝えた。
通過後も雨が続く
天達「台風14号はコンパクトなので、接近してくると急に雨風が強まります。一方で、アウターバンドという活発な雨雲をともなっていて、離れたところで大雨を降らせます。台風が来る8時間前ぐらいに、もう一つのピークがあると思ってください。西日本でも、いまから警戒が必要です」
風雨のピークはいつごろか。大阪はあす18日午前1時ころ、名古屋は午前4時、東京はあさって19日午前3時ころだ。最大雨量は大阪200ミリ、名古屋250ミリ、東京120ミリと予想されている。東海・関東を通過した後、やっと温帯低気圧になると見られる。
天達「ただ、この台風は通過した後も雨が続きますから、さらに雨量は多くなりそうです。鉄道は計画運休を予定しています。早めの備えや避難、早いご帰宅をお願いします」
日本周辺の海水温が高いため、日本に接近・上陸した後も勢力が衰えないのだという。
(カズキ)