羽鳥慎一「今後の議論が必要になる気がします」
社会活動家の石山アンジュは「年齢にかかわらず能力が尊重されるべきだとは思いますが、その一方で年功序列が強いという事実はある。しかし、終身雇用が当たり前だった時代とは状況も違い、前例にとらわれずに議論を進めていくことは必要」と言ったうえで、「私は新卒でリクルートという会社に就職したのですが、リクルートは30代で退職すると退職金が最大になるという制度があった。これは、その退職金を使って留学したり起業したりしてほしいという企業文化があったから。このように次の段階に進むための支援制度のようなものが検討されてもいいと思う」と意見した。
アシスタントの斎藤ちはるアナは「45歳で急に辞めろというのはダメですが、転職に寛容であったり、次につなげる仕事につきやすい環境であることが大事だと思う」と話した。
テレビ朝日コメンテーターの玉川徹は「企業側の論理ですよね。45歳になるとその人が使える人かそうじゃないかが分かります。できる人には残ってほしいが、そうじゃない人は別の人に代わってほしいという。能力のある人にとってはいいが、いきなり全体を45歳定年にするのは難しい。導入するならこれからの新入社員から適用するなど、少しずつ変えていく必要がある。また、45歳で定年した後も65歳まで、給料はどんと減っても残れる制度を作るとかする必要があるでしょうね」とコメント。
羽鳥は「今後の議論が必要になる気がします」とまとめた。
(バルバス)