「ギャングスタラップマニアだったとは!」
野口さんがよく聴くのはギャングスタ・ラップで、特に好きなのが米ニューヨーク出身の50CENTさんだという。
麻薬のディーラーの母の元に生まれ、22歳でラッパーとしてデビューし数々の成功を収めてきた。その一方で、23歳で9発の銃撃を受けたり、39歳の時には34億の負債を抱えたりと、波乱万丈の人生を送っている。
野口さん「ギャングスタ・ラッパーって栄光と挫折を繰り返しているんですけど、私もまさにアテネオリンピックで頂点を極めてるんですけど、次の大会の北京オリンピックも代表に選ばれてるんです。ですけど直前でケガをしてしまって、挫折も味わっていて、アップダウンというか、栄光と挫折を繰り返すっていうところでは似た境遇なのかな?っていうところを感じてしまいます」
おっとりした印象の野口さんがハードなヒップホップ音楽を聴いていると初めて知った人が多かったようで、ツイッターなどでは
「マラソン金メダリストの野口みずきがギャングスタラップマニアだったとは!」
「野口みずきさんのヒップホップ好きは意外だったけど、好きな理由や当時の心境を聞いてたらギャップ萌えした。力強いメッセージと彼らの生き様に鼓舞されながらずっと不屈の精神を貫いてきたんだな」
「野口みずきのヒップホップの楽しみ方に共感できる部分多かった。自画自賛ラップに俺も過剰な自信もらってる」
と、驚きや共感の声が上がっていた。
(TT)