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ケンカは先に手を出した方が負けか

   昨夜(9月9日)の菅首相の会見を見ていてちょっぴり哀れを催した。わずか1年でクビになるとは本人が一番思っていなかったのではないか。

   菅は二階幹事長に斬られたことが明らかになってきた。朝日新聞デジタル(9月9日17時27分)によれば、二階は周辺に「(菅は=筆者注)恩知らずだった」と漏らしたという。

   菅のクビを刎ねた刀で二階は、今度は安倍と麻生を斬りに行くはずだ。

   その先兵として使うのは石破茂だと、私は見ている。今、総裁選に立候補している岸田、高市、河野の裏には安倍と麻生がいる。誰がなっても二階は斬られる。82歳になる二階の後継者は彼の三男だといわれている。何が何でも三男を自民党公認にして当選させなければならない。

   石破は様子見だといいながら、このところ安倍批判を強めてきている。以前から二階は、菅の次は石破だと考えていたようだ。ケンカは先に手を出したほうが負け。後出しジャンケンが勝つための王道だ。

   反安倍・麻生の若手議員と党員票の多くは石破に集まる。しかし、無理だと見れば二階は石破にGOサインを出さない。二階・石破VS.安倍・麻生の最終戦争が始まる。そう見ている。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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