YouTubeで人気のネコ「もちまる」が「YouTubeで最も視聴された猫」として8月(2021年)にギネス世界記録の認定を受けたと9月5日、公式ツイッターが明らかにした。10日の「モーニングショー」が取り上げた。
「かわいいネコ」3つの要素
もちまるの姿が見られるYouTubeチャンネル「もちまる日記」の認定時の再生回数は約6億2000万回。すでに9月10日朝時点ではすでに再生回数6億9000万回超えを達成している。
初投稿された2019年12月以来、ほぼ毎日投稿が続けられており、登録者数は約140万人。これまでに合計670本以上の動画が投稿されている。「もちまる」はスコティッシュホールドで、特技は犬みたいな「お手」。さらに、ボール投げをすると、拾って咥えて戻ってくることもあるという。このほか、風呂の中のアヒルのおもちゃに興味津々の姿や、玄関に向かって歩き出し、宅配便の人が来ると背筋をピーンと伸ばして直立する姿などに癒されたという視聴者が続出しているという。
司会の羽鳥慎一はだらしなく頬を緩め「かわいいです」。アシスタントの斎藤ちはるアナも「癒されます。表情が豊かで人間みたいなところもある。今日も本番前に見て癒された」とメロメロ。
いったいどうしてこれほどまでの人気となったのか。タレント動物プロダクション「ZOO動物プロ」担当者によると「動画のアングルが低くなっており、視聴者は飼い主目線で見られること」と分析する。また、もちまるは「かわいいネコ」3つの要素を兼ね備えているとも。その3要素とは、(1)目がクリクリで大きい、(2)左右対称、(3)黄金比(両目と鼻を結ぶ線が逆正三角形)のすべてを持っているとも指摘した。
イヌっぽさも?
ネコ好きを公言している多摩大学細胞農業研究会・事務局兼広報委員長の吉富愛望アビガイルは「私ももちまるの動画はよく見ている。まさか今日、ここで紹介されるとはとても嬉しい」と喜び、「もちまるの良さは、犬のお利口さんな部分である人懐こさと、猫のかわいさを兼ね備えている点。犬好きの人にも見てほしい」と話した。
スポーツキャスターの長嶋一茂は「これはイヌ派の僕もかわいい。ネコって飼い主に気を使わないのが普通で、すり寄ってくるのも寒いからだったりする。でも、こんな犬みたいなネコは珍しい。ホント、かわいいな」と満面の笑み。
ITジャーナリストの高橋暁子氏によると、YouTube視聴による収入は推定で2億円を超えると知らされたテレビ朝日コメンテーターの玉川徹(イヌ派)は「宝くじよりいいよね(笑)。なぜ僕がイヌ派なのかというと、イヌは応援してくれるのに猫はそうじゃない。自分がSNSで見ているのはほぼ柴犬です。でも、もちまるはイヌっぽく、ちょっと飼ってみたい」とニヤケ気味にいう。
長嶋一茂がさらに「イヌは玄関で飼い主の帰りを待ってたりするけど、ネコは普通はしない。でもそんなネコがたまに待っていてくれたりすると、すごく嬉しいんだよね」と割り込むと、プレゼンターの野上慎平アナは「まさか犬派のおじさん2人がこんなに盛り上がるとは思いませんでした」と驚いていた。
(バルバス)