新型コロナウイルスが飲み薬で治るようになるかもしれない。「めざまし8」情報キャスターの西岡孝洋アナが10日(2021年9月)、リポートした。「日本ではいま4種類の治療薬が使われています。そのひとつ、抗体カクテルの効果が高いことが、東京都のモニタリング会議で報告されました。投与した患者の95%が軽快したそうです。そして、間もなく承認予定の治療薬がソトロビマブです」
ソトロビマブはイギリスの製薬会社が開発したもので、軽症から中等症患者に投与し、重症化や死亡を80%低下させる効果があったという。変異株にも有効で、アメリカは緊急使用許可を出した。
年内承認を目指す段階の薬も
ただ、これらの治療薬は点滴で投与するため、使いにくいという弱点がある。インターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長は「外来でも自宅療養でも使える経口の治療薬が期待されます」と話す。
医療現場のこうした声を受けて、飲み薬の開発も急ピッチに進んでいる。塩野義製薬は無症状や軽症者のための重症予防の経口薬の治験に入った。ウイルスの増殖を抑えるもので、国内向けに100万人分の提供が可能という。治験はまだフェーズ1で初期段階だが、年内に承認を目指している。
昭和大医学部の二木芳人・客員教授「ウイルスが増えるときに使う酵素を抑えることで増殖を止める薬です。おそらく、よく効くだろうと思います。ファイザーとドイツのメルクも同様の薬を開発していて、フェーズ3なので、間もなく結果が出て、承認されるはずです。アメリカでは年内に販売されるのではないですか」
鼻にシュッとひと吹きでコロナ予防というスプレー薬も登場するかもしれない。福島県立医科大が開発を進めているもので、鼻腔に噴霧してウイルスの侵入を防ぐのだという。二木教授は「インフルエンザでは同様の薬が実用化されてますが、効果がいまひとつなんです」と苦笑している。
街のクリニックで、「ああ、新型コロナにかかりましたね。お薬出しときますから、必ず飲んでくださいね」なんてことに、早くなってほしい。
(カズキ)