菅首相「地方との壁も」と弁明 何を今さら...長嶋一茂「わかっていたコト」

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玉川徹「コロナ危機を過小評価していた結果」

   スポーツキャスターの長嶋一茂は「総理は初めて自分の言葉・考えでコメントしていたように感じられた。理想と現実のはざまで揺れ、苦労した思いは伝わってきた。ただ、タテ割り行政や知事とのコミュニケーションを理由にしていたが、これは昔からの体質で、十分わかっていたはずのこと。官房長官時代にはタテ割り行政を打破できる人だと思っていたので、早い段階から対応してほしかったという思いはある」と話した。

   多摩大学細胞農業研究会・事務局兼広報委員長の吉富愛望アビガイルは「自分は培養肉という食の新しいジャンルについて省庁横断組織とタテ割りの行政の両方とコミュニケーションする機会があり、横断組織がタテ割り行政を動かすきっけかになると感じていた。首相は、タテ割りの中での連携が難しかったと言うが、コロナ対策においても横断組織を活用する部分が少なかったと感じている」とコメント。

   テレビ朝日コメンテーターの玉川徹は「医療体制を確保できず反省しているというが、その理由をひと言でいえば、首相はコロナ危機を過小評価していた結果だということ。日本の医療体制が独自のものであることはわかっていたはず。イギリスは去年の段階でナイチンゲール病院を全国6カ所につくったが、菅首相は検査も足りなかった。GO TOを実施したが、やれば広がるのはわかっていた。これは過小評価していたから。野戦病院に至ってはいまだに作っていない。危機対応の問題を総括しているとは言えない。自民党は総裁選を機にこの1年半のコロナ対策を総括してほしい。そうじゃないと同じことを繰り返すことになる」と指摘した。

(バルバス)

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