電子レンジ爆発的発火の「条件」 避けるべき使い方とは

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   「電子レンジ爆発で火災が起きました」と司会の谷原章介が伝える。きのう9日(2021年9月)、北海道北見市でアパートが焼けて2人が焼死、焼け跡から焦げた電子レンジが発見された。消防と警察は、火災は電子レンジが爆発したのが原因とみているという。

  • NITE公式サイトより
    NITE公式サイトより
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「めざまし8」が実験映像を紹介

   電子レンジは爆発するものなのか。「めざまし8」はNITE(製品評価技術基盤機構)の実験映像を紹介した。まず、カップに入った飲み物を温めていると、内部で火花が飛び始め、直後に発火して炎が上がった。NITE製品安全センターの佐藤秀幸さんは「食品などの汚れが庫内に付着し、そのまま使い続けるとスパークして発火します」と解説する。

   次に、温めている肉まんが扉が開くほど激しく爆発した。油分が多い食品を温めすぎると、一気に燃焼して爆発したような状態になるのだ。包装にアルミホイルなどが含まれているレトルト食品をそのまま加熱すると、火花が飛び、発火することがある。

   佐藤さんは「庫内をこまめに掃除し、電子レンジを使っても大丈夫か、商品の注意事項などを確認しましょう」と呼び掛けている。

   もし、火が出たらどうするか。発火しても慌てて扉を開けてはいけない。空気が入って、いよいよ燃え広がってしまう。まずプラグを抜いて、自然鎮火するのを待つ。水を掛けたりすると、扉のガラスが割れて飛び散るという。

   新型コロナウイルス感染拡大で、自宅で調理することが増えているためか、電子レンジ火災も急増中だ。ご注意を。

(カズキ)

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