「人々を笑わせ、考えさせる研究に贈られるイグ・ノーベル賞を日本人チームが受賞しました」と、岩田絵里奈アナウンサーがけさ(2021年9月10日)入った速報を伝えた。人はなぜぶつからずにすれ違うのかについて調べた京都工芸繊維大学の村上久・助教らの研究だ。
今回は「動力学賞」
渋谷のスクランブル交差点を想像するとわかりやすい。村上さんたちは、人が無意識のうちに相手の動きを予測してお互いに避けようとするメカニズムを3年間で50回の歩行実験をして考えて、今回「動力学賞」をとった。「歩行者が集まることで秩序だった動きができる。この研究は混乱や事故を未然に防ぐ群集マネジメントへの貢献が期待できる」と、村上さんはいう。大規模イベントや避難経路の確保に役立つ可能性がある。
司会の加藤浩次「あたり前と思うかもしれないが、なんでそうなのかをしっかり研究して答えを出したのがすごい」
土屋アンナ(モデル)「こういうこと考えるの、大好きです。人は知らず知らずのうちにみんなを見て、何が欲しいのか、これを言いたいのかなとちゃんと予想しているのじゃないですか。すごい実験だと思います」
イグ・ノーベル賞は31年の歴史で、日本人が15年連続受賞してきた。
(あっちゃん)