「ぶり返し」への対応は?
森内教授は「解除するとぶり返しがでる。いつどういう勢いでぶり返しが始まるのかシミュレーションを行い、次の波が来る前に準備ができているかどうか、新しい変異ウイルスが出たときの態勢を整えるなど中期的目標を定めて、それに間に合うところで食い止めるとしたらここまで下げるべき、という具体的説明と目標を掲げた上で宣言を解除する必要があると思う」と主張した。
テレビ朝日コメンテーターの玉川徹は「前回の波では500人で下げ止まって、その前は300人で下げ止まるなか解除が行われ、すぐに感染が再拡大した。今回はもっと感染力が強く、さらに拡大する可能性がある。おそらく新規感染者数500人以下という古い解除基準のままでは、緊急事態宣言がずっと解除できないことになる。解除するために基準を変えたと言わざるを得ない。この新基準が適正かは疑問がある」と指摘。
社会活動家の石山アンジュは「今も自宅療養中に急変したり、軽症では入院もできていない状況にある。病床使用率50%以下になるのに9月30日というのは難しいのではないか」とコメントした。
(バルバス)