10月9日(2021年)深夜(10日未明)放送開始予定のTVアニメ「ルパン三世 PART6」(日本テレビ系)で、次元大介役の声優が小林清志さん(88)から大塚明夫さん(61)に交代する。
小林さんは1971年のアニメシリーズ放送開始から、初代として次元を演じ続けてきた。一方、大塚さんの「ルパン」シリーズ参加は今回が初となる。
新アニメ初回が小林清志さんの最後の次元に
「ルパン三世 PART6」初回は、小林さんが最後に次元を演じる作品となる「EPISODE 0 ―時代―」を放送。以降の放送回で大塚さんが次元役を務める。
声優交代にあたり、小林さんは
「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。
我儘を言えば90歳までやっていたかったが残念。
何とかかじりついていたかったが 無理だった。
歳をとればそれなりの深みが出てくるはずだ。ただ映像とのギャップがあるか。
(中略)
あとは、明夫ちゃんに委ねます。
頑張ってちょうだい。
ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ。
江戸のイキというもんだ。変な話だが、次元は江戸っ子だ。
明夫ちゃん、これは難しいぞ。
雰囲気はJAZZにも似ているんだ。
最後に
これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。
ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。
あばよ」
とコメント。
大塚さんは、
「清志さんが50年をかけて生命を吹き込んだ次元大介は、もはや清志さんそのものだと思っています。
次元大介から清志さんじゃない声が聞こえてきたらイヤです。もしかしたら誰よりも。
だからこそ、そんな自分さえも納得させ得る次元大介になろうと
勝手乍ら心に決めました」
などと意気込みを語っている。
ピアニスト清塚信也は「超楽しみです」
大塚さんは自身のツイッターでも、
「はい!武者震いとプレッシャーが交互にやって来ますが誠心誠意頑張ります!!」
とコメント。「ルパン」ファンらから
「楽しみにしてます!大塚さんの声、大好きです!」
「小林清志さん以外が次元大介を演じるなら、大塚明夫さんしかいないと思ってました!!凄く楽しみです」
など、温かいリプライが多数寄せられたほか、大塚さんと交流があるピアニストの清塚信也さんも
「超楽しみです~ 次元が違う明夫さんですから!(うまいなー)」
と、冗談を交えて反応した。
ちなみに大塚さんの父の故・大塚周夫(ちかお)さんは、「ルパン三世」で初代石川五エ門の声を務めていた。
(TT)