<「偶然見つけたハル」(フジテレビ系)第8話 9月6日深夜枠(7日未明)放送> 韓国で2019年に放送され、学園もの+ファンタジー+ラブコメ......と面白コンテンツ満載で大ヒットした人気ドラマ。
セレブの子女が通うスリ高校の生徒たちは、実はみんな、漫画「秘密」の登場人物。そこは、自我を持たない登場人物が作者が設定した通りに行動する「ステージ」と、自我に目覚めた者だけが知る場面と場面の間の空間「シャドウ」からなる世界だ。
ハルの記憶が...
幼い頃から心臓を患ってはいるものの、明るく天真爛漫に生きてきた大富豪の令嬢で2年生のウン・ダノ(キム・へユン)はある日、「ステージ」では自分がただのエキストラで、しかも間もなく死んでしまう運命だと知った。
作家から自分の人生を取り返すと決意したダノは、「シャドウ」でストーリーを変えることに躍起になる。
そんな中、ダノは階段から落ちて大けがをしそうなところを助けてくれた出席番号13番の同級生(ロウン)と出会う。『彼こそが私の運命を変えられる人』と考えたダノは、セリフはおろか、名前すらない彼をハル(1日の意味)と名付けた。
だが、ダノが勝手に名前をつけたことで、設定が大きく変わり、ハルはダノの前から突然消えてしまう。そして、失意のダノの前にハルが再び現れたときには、以前のハルとはまったくの別人格に変えられていた。
ダノについての記憶のないハルだったが、ある夜、運命に引き寄せられるように図書館を訪れ、自分がダノを描いた何枚ものスケッチを目にする。さらにハルは、壁に空いたブラックホールのような穴に、過去のダノと自分の姿を見る。美しく輝く水辺で、色鮮やかな韓服を着たダノが、やはり色鮮やかな韓服を着たハルに「あなたのおかげで生まれ変わりました」「あなたと一緒に、私だけの答えを探すわ」と語りかける姿が映し出されていた。
そして、ついにハルはダノとの記憶を取り戻し、幸せを謳歌する2人だったが、彼女たちの前途には、もう一つの漫画「凌霄花(ヌンソファ/ノウゼンカズラ)」が深く関わっていて......。(月曜深夜枠<火曜未明>2時15分放送)
(寒山)