きのう2日(2021年9月)、東京都のコロナウイルス新規感染確認者は3099人、先週木曜から11日連続で前週同曜日を下回った。しかし、きのうの都モニタリング会議では「感染者数が再び上昇に転じる危惧が専門家から出されました」と、森圭介アナウンサーが3日の「スッキリ」で、実は危機的な状態にあることを取り上げた。その大きな要因は、夜間の人流増だ。
「お盆明けから夜間滞留人口が急増」
専門家からは「お盆明けから夜間滞留人口が急増」「これが続くと、新規陽性者数は必ず反転する」といった警告が続いた。小池百合子都知事もきのう「(新規感染確認者数は)減少というよりずっと高い値です」との認識を強調した。
滞留人口とは、職場や自宅以外で15分以上滞在している人の数。歌舞伎町や渋谷センター街など都内の繁華街7カ所の夜間滞留人口は一時、緊急事態宣言前からマイナス35・8%と減ったが、お盆明けから上昇に転じ、先週はマイナス19.1%まで戻った(モニタリング会議資料)。
きのう夕の渋谷は、通りが雨傘で埋まっていた。「学校に来たが、人の多さはイヤ。コロナにかかってもおかしくない」(20代の女子学生)、「去年4月の普通(の状態)に戻っている。外で飲む人も見かける」(20代と30代の女性会社員)
新橋では、夜8時までの営業時間要請のなか、11時を過ぎてもやっている居酒屋が何軒もあった。
司会の加藤浩次「ワクチンに頼りすぎたことも大きいのか」
日本感染症学会の佐藤昭裕医師は「ほかにもデマや噂がある。ネットとか不確かな情報に頼りすぎない心構えが必要です」と、楽観しすぎず危機感を持っての行動を呼びかけた。
(あっちゃん)