西浦博教授が警告!「ファイザー製ワクチンは半年で有効率ゼロ」ワクチン一本やりでは危ない
このところ東京の感染者の数が減りつつある。一説には、菅首相や小池都知事が、PCR検査の数を少なくして、作為的に数を抑えているという見方もあるようだが、どう考えもこのまま減り続けるとは思えない。
極端な見通しを出して警鐘を鳴らすことで有名な西浦博・京都大学大学院教授が週刊文春で、東京オリ・パラの開催中止を「もっと身体を張ってでも政府に進言しておくべきでした」と語っている。このままいけば8月の後半には新規感染者数が1日数万人レベルになる可能性さえあったが、実際には伸びは止まってきているから、過大な評価だったと詫びてはいるが、今が正念場だと力を込める。
その中でも一番有効なのが「集会の禁止」だという。これは欧州各国で実効再生産数を下げるのに最も有効だった。5人以上の飲食の機会を制限するだけではなく、結婚式やお葬式、パーティーなども含むという。
西浦教授は、ワクチンは非常に効果があるが、カタールから衝撃的なデータが送られてきたといっている。「数日前、半年後にファイザーのワクチンの有効率が"ゼロ"になったというデータが送られてきたのです。今後、私たちは相当厳しい現実と向き合わないといけません。(中略)もはやワクチン一本槍での感染制御は無理なのです」
西浦教授は、今後また感染の数が必ず増えてくるから、感染者の数の山を徐々に低くしていって、数年単位、長いスパンで考える必要があるというのである。また緊急事態宣言が延長されるのだろう。朝の来ない夜というのがあるような気がする。(文中敬称略)