新型コロナウイルス感染拡大後、絶景で知られる奈良・天川村の渓流でバーベキューをする観光客が急増し、ゴミを放置するなどのトラブルが相次いでいる。31日(2021年8月)の「モーニングショー」が取り上げた。
村の職員が注意しても...
現地では2017年に制定された条例で「バーベキュー禁止」と定められているが、連日のように違反者が現れている。先日8月28日の土曜日に、村の職員が車で「バーベキューは禁止です」と呼びかけながら河原を巡回している姿がVTRで紹介された。においでバーベキューをしている違反者を探し、発見するたびに職員は「天川村ではバーベキューはできません。片付けてもらえますか」「道のあちこちに『バーベキューは禁止』の看板があったでしょう?」「早く鎮火させて、水かけて」と注意する。それでも違反者は続出している。
バーベキューをしていた若者たちの中には、SNSできれいな川を探して、ここにやってきた人たちも多い。「人混みのない場所に行こうと思って」と言い訳するが、天川村でのバーベキューは条例違反である。橋の上から河原を目視して発見したバーベキュー客に「すぐにやめてください」とスピーカーで注意すると、「わかってるよ!」と言う声。
注意している間に通報があり、駆け付けると道路から死角になっている場所でカセットコンロを持ち込み調理をしている若者たちを発見。「中止してください。看板見たやろ?」と注意すると「焼き終わったら消す。ゴミはちゃんと持ち帰る」と言う。しかし、翌日その場所を訪れると、コンロのガスが放置され、使い捨てライターやたばこの吸い殻、調味料の袋やマスクまでが放置され、ごみが散乱している状態だった。職員たちが後始末をする。