東京でゆくえをくらませた及川亮(永瀬廉)を心配していた永浦百音(清原果耶)と妹・未知(蒔田彩珠)。そこに母・亜哉子(鈴木京香)から電話があり、亮が高速バスで気仙沼に戻ることになったと聞く。
その後、百音は野村明日美(恒松祐里)と相談し、「このまま帰らせてしまうのはよくない」と新宿のバスターミナルに亮を迎えに行く。
地元の6人組が「集結」
一方の「汐見湯」では、未知と明日美が待機しているところに医師の菅波光太朗(坂口健太郎)がやってくる。百音に会いに来たのだが、百音はその約束をすっかり忘れていた。明日美は、菅波に亮と百音の関係を意味深に伝える。
百音が亮を強引に汐見湯へ連れ帰ると、今度は後藤三生(前田航基)と早坂悠人(高田彪我)が現れる。仙台から深夜バスで駆け付けたのだ。
久しぶりに集まった百音、亮、未知、明日美、悠人、三生の6人は、震災の日から抱えてきた思いを、お互いにぶつけあう。
それぞれの思いを吐き出し築地に繰り出した幼なじみ6人は、場外市場を堪能して「汐見湯」に帰ってきた。
ふと見ると、亮の姿がない。百音が探しに行くと、亮はコインランドリーで父の新次(浅野忠信)に電話をしているところだった。電話を切った亮と百音の間に沈黙が流れる。
その様子を、未知は陰から見ていた。未知は「正しいけど、冷たい」と百音の態度を批判する。
亮と未知、三生と悠人をバスターミナルで見送った百音。その翌朝にはいつも以上に仕事に励む。
帰宅後、コインランドリーで洗濯しているところに菅波が現れた。
菅波は、百音と亮のことが心配になり、気が気ではなかったと打ち明ける。いつもと違う菅波の様子に、百音の胸は熱くなるのだった。(NHK総合)