<朝ドラ 今週の山場は?> 百音(清原果耶)がいよいよ、気象ニュースの中継キャスターとしてテレビデビューすることになった。8月23日(2021年)の放送回だ。
リハーサルでは、ニッコリと笑うことも出来ずに、「キノコが、キノコが...」と眉間にシワを寄せながら連呼する。この不器用っぽさが可愛いのだが、実はクソ度胸の持ち主なのが百音ちゃんだ。
「ほんとクソ度胸ありますね」
デビュー前に医師の菅波先生(坂口健太郎)との電話するシーンがあるが、今までのぎこちない2人の会話がグーンとナチュラルなやりとりに。まるで電話で話をする恋人同士のようで、2人の仲がいつの間にか近づいているではないか。「言葉の端々から余裕の彼氏オーラ?」「タメ口で話してる!」などの反響も。百音から「週末お暇ですか」と誘った返事が「ほんとクソ度胸ありますね」と菅波先生の返事。先週のギクシャクガクガクしながら蕎麦に誘った菅波先生、よっぽど気合入れたのねと。
そしていよいよデビューの日。気仙沼の島では父・耕治(内野聖陽)と母・亜哉子(鈴木京香)、おじいちゃんの龍己(藤竜也)がテレビの前で待ち構えていた。家族や身近な人がテレビに出るということは、やっぱりまだまだ特別なこと。拝むようにして見る家族が正座しちゃって、こちらまでがドキドキしてしまったではないか。「このタイミングでトイレ行くおじいちゃん!!おばあちゃんの仏壇にすがる亜哉子さんもカワイイ」と家族騒然の様子にネットでも好反応。
登米では森林組合のみなさんとサヤカさん(夏木マリ)、そして菅波先生も。息を止めて見守る先生は、緊張感のあまりドンガラガッシャーンとやってくれまして、大爆笑。イケメンとのギャップが見事であった。深呼吸する登米のみなさんも百音を心配して見守り、みんないい人ばかりと改めて思ったシーンだった。
肝心の百音は普段とは違う髪型と服装でキラキラ。ピアスまでつけてフレッシュに登場。皆が注目して息を飲む場面だったが、そこは百音ちゃんの「クソ度胸」で上手く切り抜けることができた。外気温6度であの服装は、寒くない?と思ったけど、まずは大成功でよかった。
(Y・U)