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年収1000万円あるのに盗んだのはワイヤレスイヤホン1万円相当!「生活苦しかった」テレビ朝日社員の合コン好き

   テレビ局の社員の話題を2本。岡山放送というのはフジテレビ系列で、フジサンケイグループ代表の日枝久が岡山出身のため、系列局の中でも別格扱いで、日枝の側近の宮内正喜が社長を務め、その後、フジ本社の社長、会長になっている。

   週刊文春によれば、同県出身でジャーナリスト志望だった柏田貴一(30・仮名)がここに入社したのは2013年。報道記者として活躍していたが、昨年2月(2020年)に会社の組織改革で子会社に出向させられ、番組制作のディレクターにさせられたことが悲劇の始まりだったという。

   演出を務める上司のXから、休日や深夜を問わず電話がかかり、台本の書き直しを命じられたりして、ミスをすると「なめてんのか」「殺すぞ」などと罵倒されたという。仕事は忙しく、早朝から深夜まで、2日連続で徹夜することもあり、疲れ果てていったそうだ。Xのパワハラや過酷な勤務状況を社の幹部に相談したそうだが、何もしてくれなかった。

   7月6日、柏田は愛車の白いアウディに乗り、新岡山港に自動車ごと突っ込んでいった。自殺と断定された。岡山放送とフジテレビは彼の死の真相を検証し、公表すべきである。

   こちらはテレビ朝日。東京五輪閉会式後に番組制作スタッフが大宴会を開き、負傷者まで出して批判浴びたが、その約1週間後には逮捕者まで出していたと週刊ポストが報じている。それも、5月末の早朝、六本木にあるマンションに忍び込み、ワイヤレスイヤホン、約1万円相当を盗んだというのだ。寝ていた男性が気付き110番した。その男は逃げたが防犯カメラで特定され逮捕された。

   28歳のテレビ朝日社員だった。盗みに入った理由を「借金があり、現金を盗めば生活に余裕ができる」と語っているそうだ。だが、彼なら1000万円ぐらいの年収はあるのではないか。合コンやギャンブル好きだったというが、なぜ、マンションに忍び込んだのか、イヤホンしか盗まなかったのか、謎は多いようだ。バカなことをしたと悔やんでももう遅い。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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