<テレビで読む 旅> 「一歩歩けば、一つの出会いがある」。一歩一会(いっぽいちえ)をテーマに、高田純次さんが毎回さまざまな場所を気ままに散歩する「じゅん散歩」(テレビ朝日系 2021年8月26日放送)。今回は、地下鉄有楽町線が走る東京・麹町を巡りました。
駅周辺はビルが建ち並ぶオフィス街ですが、小さな路地に入れば江戸の風情も楽しめる麹町エリア。
高田さんが見つけたのは、ひときわ目を引く城西大学(東京紀尾井町キャンパス)の斬新なビルディング。校内に無料(要予約)の化石博物館「水田記念博物館大石化石ギャラリー」があるということで、学芸員の宮田真也さんが案内してくれました。
「太っ腹だねぇ~」
「凄い!これ無料でオープンしてるの? 太っ腹だねぇ~」と高田さんも太鼓判の博物館は、8年前にキャンパスができた際に、地域貢献を目的につくられたもの。1億年前の魚類を中心に、200点を越える化石が展示されています。
「これは、コピー? 本物なの!?」と、不思議な化石の姿に、高田さんも驚きの連続。
「こちらはクラドキクルスです。なかなかこういう魚って生きていないので、化石の面白さって、今生きていない動物を楽しめるところにもありますね」と宮田さん。そう考えると、なかなかロマンがある話ですよね。
高田さんにもぜひ研究者気分を味わってほしいということで、石割り体験(1000円、現在休止中)に挑戦。たくさんの石の中から好きな石を選んで、金槌で割りながら化石を探していきます。
黙々と石割りを進めていると「あ、割れちゃった!?」と石が化石もろとも分4つに割れてしまいました。
「これは三葉虫です。割れちゃったんですが大丈夫です」と、接着スプレーで手際よく修復してくれる宮田さん。美しい三葉虫の化石が現れました。
「サスガ、手際が良いね、宮田さん。こうして化石を見ると、古代史って楽しいもんだね」と、高田さんもご満悦。
オフィス街の真ん中にあるキャンパスで、化石が無料で見られるなんて意外でした。石割り体験は、子どもから大人まで楽しめそう。早く復活してほしいです。
(SaMi)