羽鳥慎一「もう1つのポイントは...」
浜田敬子(ジャーナリスト)「暴力団という組織の特異性は、上の人の罪を身代わりして服役したり、全容を話さなかったりすること。構造的な問題で立件が難しかった。今回、こういった形の判決が下されたことは、暴力団の犯罪に限らず、組織的な犯罪に対しても影響が大きいと思います」
羽鳥「もう1つのポイントは、問われた4つの事件で殺害されたのは1人なのに判決は死刑だったことです」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「よく言われる永山基準(死刑を適用する際の判断基準)で、1番大きいのは殺害された人数なんですよね。1人の場合、あまり死刑判決は出ない。でも、基準の中には『社会的な影響』というのもあって、今回の場合はそれをかなり考えたのではないか」
野村被告の弁護人は控訴する方針だ。
(ピノコ)