菅政権ダメージ深刻! 横浜市長選受け自民幹部「菅首相のまま衆院選に突入は最悪」

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   きのう22日(2021年8月)に行われた横浜市長選で当選したのは、新顔で横浜市立大学元教授の山中竹春氏(48)だった。「山中氏は立憲民主党から推薦、共産・社民・市民団体などから支援を受け、前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)を約18万票差の大差で破り勝利しました。山中氏は新型コロナウイルスの感染を防ぐ『中和抗体』の研究などで知られています」と森圭介アナが伝えた。

   菅首相の地元・横浜で側近の小此木氏が破れたことで首相周辺は「大差での敗戦はショックだ。政府のコロナ対策への不満が影響したのだろう。政権へのダメージは大きい」と述べていた。

   また、自民党閣僚経験者は「菅首相のままで秋までにある衆議院選挙に突入すれば最悪だ」と語ったほか、ある中堅議員は「菅首相を交代させようという動きが出て来る」と指摘した。

  • 菅首相は「選挙の顔」となるか(2020年12月撮影)
    菅首相は「選挙の顔」となるか(2020年12月撮影)
  • 菅首相は「選挙の顔」となるか(2020年12月撮影)

橋本五郎「次の総裁を決めてから選挙、の空気が強くなる」

   森は「この結果、どう思いますか」と読売新聞特別編集委員の橋本五郎に聞いた。

   橋本「コロナ対策への不満が一番大きかったと思いますね。山中さんはコロナの専門家として訴えたのですから、勝敗は自ずとわかっていました。もう一つ、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を巡って保守の中が分裂したことも大きいでしょうね)

   そして「菅内閣にとって大きなダメージになります。これまでずっと、国政選挙で破れていますから、『選挙の顔』として勝てるのか、という声が当然出て来ます」

   「とりあえず、なにが問題になるかというと、菅さんとしては、まず選挙をして、そこそこの成績を残して、その後に総裁選をやるというつもりでしたが、それは許されないですね。まず総裁選をやって、次の総裁を決めてから選挙に臨まないと選挙に勝てないぞ、という空気が強くなるでしょう」

   「ということで、これからの自民党内の動き、菅さん、このままでいいのか、という動きがどんどん強まることが予想されますね。そのためには感染拡大をいかに抑えるかが、政局の大きなポイントになりますね」

   秋は政治の季節だ。

(一ツ石)

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