次から次へと事件が起こる
次から次へと事件が起こり、第3話では「死が連鎖している。まだ何人も死にますよ」と「ヘミングウェイ」が予言するように、人がどんどん死んでいき、気持ちのいいドラマではないことはたしか。企画原案・脚本 秋元康とあり、否が応でもあの「あなたの番です」(日本テレビ)を思わせる。「視聴者はなんだかんだいってこういうドラマお好きでしょ?」という秋元康の高笑いが聞こえてくるようなドラマだ。ツッコミどころも多いが、それさえも、バズらせるためにやっているのだとしたら......。
広げに広げた大風呂敷をどう回収していくのか、それとも破綻するのか。いずれにしても、見届けてやる、といった気持ちで見続けている。
それにしても、元AKB48のメンバーが次々と女優デビューし、一段落したと思ったら、今度は元乃木坂46がドラマ界に押し寄せてきた感あり。特に今期ドラマはそれが顕著で、「お耳に合いましたら。」(テレビ東京系)の伊藤万理華、「サレタガワのブルー」(毎日放送・TBS系)の堀未央奈、「ハコヅメ~たたかう! 交番女子~」(日本テレビ系)の西野七瀬、そして、この「漂着者」の白石麻衣というように。おニャン子クラブ時代から数えると、秋元のDNAを受け継ぐ女優はどれだけいるのやら......。どんどんドラマ界に送り込まれる秋元チルドレン。秋元DNAは続くよ、どこまでも!?
(子守熊)