海岸に全裸で漂着した記憶喪失の男性「ヘミングウェイ」の周辺で起こる不可解な事件を描いたミステリアスなドラマ。
謎の男「ヘミングウェイ」を演じるのは斉藤工。彼が女子高生3人組に助けられた時、「勝者には何もやるな」と呟き、これが作家ヘミングウェイの短編集タイトルとして知られる言葉であることからその名がついた。女子高生たちが彼を助けた時の動画をSNSに投稿し、それが「#イケメン全裸漂着者」と拡散され、一躍時の人に。
白石麻衣が記者役
女子高生たちは、バズったことに味をしめ、その後も「ヘミングウェイ」を撮影し、投稿を続ける、というようないかにも今時なエピソードもちらり。「ヘミングウェイ」も動画が拡散されば、自分を知る人が現れるかも、ということで、彼女たちの訪問を受ける。
もうひとり、「ヘミングウェイ」に興味を持つのが、美貌の新聞記者・新谷詠美。演じるのは白石麻衣。「ヘミングウェイ」が描いた絵が世間を騒がせた事件とリンクすることから、その正体を暴こうと近づいたが、彼の不思議な魅力に惹かれていく、といった感じ。
「ヘミングウェイ」の身元引受人として現れた謎の団体「しあわせの鐘の家」主宰のローゼン岸本(野間口徹)や、事件を追う刑事柴田俊哉(生瀬勝久)、新谷の上司で新潟北陸新聞社社会部キャップ橋太(橋本じゅん)など、個性派俳優が脇を固める。