金メダル噛んだけじゃない河村たかし市長の『不敬罪』皇族に「あんたが来たもんで、うみゃーもんが食べれる」――ほか10編

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   上がアホだからこういうバカが出てくるのだろう。「メンタリスト」と称するDaiGoのいい草にはホトホト呆れ果てた。8月7日(2021年)に配信されたYouTubeのライブ動画「超激辛」でこう語ったという。

   「僕は生活保護の人たちに、なんだろう、お金を払うために税金を納めてるんじゃないからね。 生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人が生きてても僕は別に得しないけどさ、猫はさ生きてれば僕は癒やされる」

   さらにホームレスについて、「自分にとって必要の無い命は僕にとって軽いんで。だからホームレスの命はどうでもいい。どちらかと言うといない方が良くない? 言っちゃ悪いけど、本当に言っちゃ悪いこと言いますけど、いない方がよくない? 邪魔だしさ。プラスになんないしさ、臭いしさ。治安悪くなるしさ」。こんな考えの人間の本を挙って出した出版社は猛省すべきだ。

   金メダルを咬んで汚した河村たかし名古屋市長を、週刊文春がインタビューしている。虚ろな目をした河村の第一声は、「情けないですわ。七十二歳にもなって」だった。情けないのは名古屋市民のほうだろう。

   2019年6月1日、植樹祭のために訪れていた天皇と皇后との昼食会の席で、名古屋経済について天皇が質問すると、待ってましたとばかりに名古屋弁で、「よ~聞いてちょった」と話し始め、「東京は、クソ威張っとるけども」と、名古屋が日本経済の中心だという主旨の話をしたというのである。その直前に来た秋篠宮との昼食会でも、河村は「あんたが来たもんで、こんなうみゃーもんがたべれるぎゃあ」といったという。

   その上、女性タレントが来ると触ったり、オレにキスをしろと迫ったりするそうだ。セクハラではないかと聞かれた河村は、「女性には『触ってもいいかね』と聞いて、今まで『嫌です』と断られたのは石川さゆりぐらいです」と意に介さない。こんなクソ市長は早くクビにしないと、名古屋人がバカにされるぞ。

三菱UFJ銀行本店でニセ税理士が働いている!世界4大会計事務所からの出向でチェエクなし?

   ニューズウイーク日本版は菅首相インタビューをやっている。その中で「日本経済の成長を牽引するためには、『グリーン』と『デジタル』を連携させなければならない」と語っている。その肝心のデジタル庁を率いる事務方のトップ「デジタル監」に据えようとしていた実業家の伊藤穣一(55)が、少女虐待などで逮捕され、その後、拘置所内で自殺した大富豪ジェフリー・エプスタインと親しく、多額の資金提供を受けていたと週刊文春が報道した。

   政府は伊藤の起用を諦めたが、このことは以前からよく知られていた話なのに、なぜ事前にチエックできなかったのだろうか。蛇足だが、エプスタインについてはNetflixがドキュメンタリーにしている。

   週刊新潮は、三菱UFJ銀行本店で、税理士資格のないニセ税理士が働いていると報じている。その人間は、世界4大会計事務所の一つ「KPMG税理士法人」からUFJに出向している30代の男性だという。天下のUFJがそんな人間に「税理士」の名刺を使わせていたとは信じがたいが、名刺の肩書についてはUFJ側も認めている。

   顧客や第三者に対して税務アドバイスなどの業務はさせていないというが、にわかには信じがたい。銀行というところは肩書社会である。名刺に税理士とあれば周りは信じてしまう。あのみずほ銀行が今年5回目になるシステム障害を起こした。大銀行がおかしい。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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