「10人の加害者の未来と1人の被害者の未来、どっちが大切か」? いじめ隠しの学校教頭のとんでも言動

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   北海道旭川市の公園で3月に14歳の廣瀬爽彩さんの遺体が見つかった事件で、遺族がおととい18日(2021年8月)「学校でいじめがあった」と、真相究明を求める母親の手記を公表した。そこからは、いじめを否定する態度しつづけたような学校側の態度と教師たちのあきれた言動が浮上した。市教育委員会の対応も形ばかりの域を出ていない。

   手記によると、爽彩さんの母親が学校に相談すると、担任は「思春期ですからよくあること」「いじめるような子どもたちではない」とかわし、教頭は「いたずらが過ぎただけ」「10人の加害者の未来と1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ」と突っぱねられ、母親は泣くことしかできなかったという。

  • また学校の対応が問題に(写真はイメージです)
    また学校の対応が問題に(写真はイメージです)
  • また学校の対応が問題に(写真はイメージです)

旭川市教委は「答えを差し控える」

   旭川市教育委員会は、取材に「調整中のため、答えを差し控える」としている。第三者委員会を設置したが、結果公表は「めどが立っていない」。手記は「教育委員会はいじめをもみ消そうとしているようにさえ見えます」と感じているそうだ。

   MC役の司会を務めた山里亮太(タレント)「なんで学校はいつもこうなのか」

   菊地幸夫(弁護士)「学校はよくあること式の認識だが、加害者側が否定しても、被害者が苦痛を感じたら、それはいじめ。このいじめ発生から2年もたつ。責任のなすり合いをしないで、もっと早く調査をやるべきだった」

   繰り返さないためにも、加害者生徒の行動を具体的にただし、形ばかりの対応に終始した担任、教頭、校長の言い分と責任と処分をはっきりさせてほしい。

(あっちゃん)

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