医療スタッフは怒り心頭だった五輪運営統括・中村英正GDOの愚鈍!熱暑放置して直前に試合時間変更
もはや記憶の彼方だが、8月6日、東京五輪の女子サッカーの決勝当日の早朝、大会運営全般を統括する中村英正GDOが、想定を超える暑さが原因で、試合時間と場所を変更するというメールを職員たちに送りつけたそうである。カナダとスウェーデンが酷暑を理由に時間の変更を求めたためだった。
その後、医療スタッフの1人が、「無謀な予定を立て、その変更を直前までしなかった不備を猛省してください」という抗議の一斉メールをしていたと、週刊文春が報じている。昼11時から新国立競技場の予定が、夜9時から、場所も横浜国際総合競技場へと急遽変更されたのだから、スタッフの怒りはもっともである。
その理由が想定を超える暑さだというのだが、過去5年間、この日の気温は33度から35度で、湿度も80%前後で一定している。当たらない気象予報士でも、試合は夜にしたほうがいいと考えるはずだ。そんなことさえも頭になかった中村を含めた組織委の"愚鈍"なやり方は、責められて当然だろう。(文中敬称略)