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デパ地下クラスターで周辺商店も戦々恐々「地下道でつながってるからこっちにも来る」

   私は、デパ地下の食料品売り場を見て歩くのが好きで、週に1回は行っている。このところ、そこでクラスターが頻発していて、閉鎖したり入場制限しているところが増えてきた。なかでも従業員145人もの感染者を出した阪神百貨店梅田本店の食品売り場は、混乱の最中にある。週刊現代がそこを訪れてルポしている。

   7月26日に従業員3人の感染が確認されたが、あっという間に150人近くが感染、そのほとんどの人間が食品を扱うフロアーに勤務していた。現代が出かけた8月10日時点で食品売り場は閉鎖されていた。感染対策は万全にやっていたというし、保健所の職員もなぜ感染が広がったのかは、まだ分からないといっている。

   秋の百貨店のリニューアルに向けて食品売り場では改修工事が行われていて、店内はかなり狭く、老朽化していたため換気も悪い。そこに多くの買い物客が詰め掛けたため、客から感染したのではないかという見方もあるようだ。ワクチン接種を申し込んでいるのだが、割り当て数が送られてこないため、従業員たちのほとんどがまだ接種を受けていない。

   この百貨店は、阪神梅田駅の改札からすぐに入れるため、兵庫や奈良からも買い物客が訪れる。梅田地下街の雑貨屋の店主は、「阪神さんで感染者が出たら、地続きになっている地下街の他の店舗で感染者が出ないわけがない。地下街全域でPCR検査をしたら、とんでもない数字が出ますよ」

   デパ地下の食品売り場にはしばらく近づかないほうがいいかな、寂しいけど。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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