「医療アクセスできずに死亡」相次ぐ 玉川徹「行政には責任がある」

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臨時の医療施設の設置問題

   森内教授は「本来早い段階で入院しないといけなかったし、助かった可能性は十分あった。今の入院すべき人たちがすぐ入院できない状況によるものだと残念に思う」とコメント。テレビ朝日のコメンテーター、玉川徹は「医療が全力を尽くした結果亡くなるのではなく、医療アクセスができない中で亡くなるのはいたたまれない。この状況を生んでいる行政には責任がある」と指摘した。

   すでに指摘されていることだが、急務なのは臨時の医療施設の設置だということになる。

   森内教授は「自宅療養はリスクのない人たちを少なくとも1日に2回くらい確認することができて初めて可能なこと。最低でも宿泊施設で管理できる態勢を整え、リスクがあればすぐに入院できる後方支援が整えなければ助かる命が助からなくなる」と指摘。

   玉川は「『新型インフルエンザ特措法』では臨時の医療施設の提供が知事の義務だということになっている。やろうかやらないか検討するのではなく、作らなければいけない。法律では設置する土地がなければ、土地の提供を要請できることにもなっている。だけど現時点ではそういうことをやっていない。法の趣旨に反している状態だ」と怒りを露にした。

   MCの羽鳥慎一も「臨時の医療施設設置は取り組まなければいけない問題なのだろうなと思います」とコメントした。

   臨時の医療施設については番組後半の最新ユースのコーナーで、大阪府の動きを紹介している。関西経済連合会の松本正義会長が会見し、自宅やホテルで療養する軽症患者のために臨時の医療施設を設置するよう提言した。具体的には、大阪市のイベント会場に1000床ほどのベッドを準備して、医師や看護師が常駐する形を想定しているという。

(バルバス)

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