新型コロナウイルスのワクチン接種を終えたことを証明するワクチンパスポートについて、政府分科会の尾身茂会長がおととい17日(2021年8月)、「議論の時期が迫っている」と発言した。日本でも必要なのかを19日の「スッキリ」が取り上げた。
海外とのワクチン接種状況の違いも
ニューヨークでは17日(現地時間)から、レストラン店内の飲食や美術館の入場に接種証明書の提示が求められるようになった。提示義務化に向けた移行期間の措置だ。海外からの旅行者も自国の証明書を提示する必要がある。違反施設からは11万円から55万円をとる。フランスでは今月から、接種を示す「衛生パスポート」提示義務の範囲をスポーツ施設やイベントから飲食店やショッピングセンター、病院、国内の長距離移動にもひろげた。違反者は1万7500円の罰金、店には営業停止命令が出る。反対デモが5週連続で起きている(ロイター通信)。
池田美優(みちょぱ=モデル・タレント)「日本ではスーパーまで必要かの声も出ちゃうのでは。線引きが難しいな」
坂口孝則(経営コンサルタント)「私は基本的には反対しませんけど、2回接種したらいろんなとこへ行っていいと専門家が言ってくれることが前提ですよ。そうでないと議論は進まない」
2回接種の効果を、リスクがまだ一部にあると言う専門家もいる。ワクチンパスポートさえがあればなんでも100%OKのムードばかりが先行する危険性もある。どうもわかりづらい。
モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「日本ではワクチンが打ちたい人にもまだ出回っていない。ワクチン接種が進んだ国との違いを、まず見ておくべきだ」
(あっちゃん)