「あいつ今何してる?」(テレビ朝日系)のこの日(2021年8月11日)は2時間スペシャルで、ロンドン五輪背泳ぎ銅メダリストの寺川綾、バラエティで大活躍のみちょぱ、「路線バスの旅」でおなじみの田中律子、そして、元宝塚歌劇団月組トップスターの大地真央だった。
一番の見どころは大地真央。宝塚音楽学校時代の同級生との懐かしい話もさることながら、大地が打ち合わせの際に番組スタッフに言った「宝塚音楽学校が今どうなっているか知りたい」という一言から発した貴重な「宝塚音楽学校」内部の映像だ。
予科生が掃除する様子、厳しいダンスレッスンなど...
宝塚音楽学校は宝塚歌劇団に入団するための唯一の学校で、試験を受けられるのは中学・高校卒業または高校在学中の15歳~18歳の女性。1度不合格になっても翌年挑戦でき、最大4回受験することが可能だ。1年目が予科生、2年目が本科生として2年間でバレエやピアノ、演劇など舞台人としての素養を学ぶ。
そんな宝塚音楽学校に潜入するのは、トップ娘役として大地とコンビを組んでいた黒木瞳。潜入の前に、大地との想い出の場所や、初めて寮を出てひとり暮らしをした文化住宅を見に行く場面もあった。
そんなこんなで、音楽学校にたどり着き、生徒課長の案内で教室内へ。予科生はローファーで化粧無し、本科生はパンプスで化粧あり、という予科生と本科生の見た目の違いや、予科生が掃除する様子、厳しいダンスレッスンなど、普段は見られない貴重な映像の数々に釘付けだ。
スタジオには大地真央と、もうひとり、かなり後輩のはいだしょうこもいたが、しょうこお姉さんはいつもとは違い、ガチガチに緊張している様子で可笑しかった。
生徒課長が3年前まで月組組長をしていた飛鳥裕で、生徒たちに厳しく関西弁で活を入れていたダンスレッスンの先生が元雪組副組長の尚すみれと、懐かしいお顔も見られて嬉しかった。
取材日当日は終業式ということで、先輩OGの黒木がサプライズで登場し、「伝統ある宝塚の中で、あなたたちは宝です」とスピーチしたが、音楽学校の生徒も、卒業したOBもみんな宝、エンターテイメントの世界でどんどん活躍して欲しい。
いい番組でした。見逃した人は「民放公式テレビポータルTVer」で無料動画配信中(18日16時45分終了予定)なので、是非!
(くろうさぎ)