「親の知らぬ間に子どもが勝手にオンラインゲームで課金して、気が付いた親が困っているケースが増えています。その金額、100万円以上というケースもあります」と岩田絵里奈アナがきょう17日(2021年8月)伝えた。
「(コロナ禍で)家にいる時間が長いと子どもも退屈するので、ゲームをするうちに」と40代の父親が話すと、中2の長男が「お金を勝手に使ってしまって、怒られた」と明かす。「課金」とは、ゲームのアイテムなどをお金を払って購入すること。国民生活センターの発表によると、オンラインゲームで小中高生が課金したことによる相談件数は年々増え、2020年度は3723件で前年より1116件増加した。
家計の相談などを受けているファイナンシャルプランナーの横山光昭さんにも子どもの無断課金の相談が増えているという。その背景には、「オンライン授業とかで、子どもがオンラインに慣れてきている。ついつい、課金をしてしまうケースも耳にします」という。
「スッキリ」が国民生活センターに寄せられたケースを紹介
6歳の娘に勝手に課金されたという30代の父親のケースもある。「課金がありましたっていう内容のメールが届いてきて、私自身なにも買った覚えがなかったので、妻に確認したら、子どもが課金していた、ということでした。6000円ぐらいでした」。
家庭用ゲームで使っている父親のアカウントに対して請求が届いたのだ。「課金は私のアカウントからしかできないようになっているので、子どもが勝手にアカウントを切り替えて課金をしてしまった」。父親は反省する。「アカウントの管理が甘かったと思いました。買いたい物があれば、パパかママに相談するように子供に伝えました」
「スッキリ」は、この他にも国民生活センターに寄せられたケースを紹介したが、親の許可なく未成年が課金してしまった場合、請求は取り消しすることはできないのか。横山さんによると、「親のカードを子どもが勝手に使ったケースであれば支払う必要はないが、子どもが使ったという証明が難しい」という。
保護者が出来る対策について横山さんは「子どもが無断で課金できない環境を整えることが重要。そのためには、課金のルールを家庭内で話し合う。決済時のパスワード設定、課金された際のメールの通知設定をしておく。プリペイドカードを使って制限された額の中で遊ばせること」といっている。
夏休みの加藤浩次の代わりの司会役の藤井貴彦「どうですか?」。
高橋真麻(フリーアナウンサー)「今回のケース、お子さんたちは確信犯でやっているんですよね。家庭内でもっとしっかり話し合うことが必要ですね」
藤井「最近の子どもたちは、いろんなことを知っており、びっくりしますね」
(一ツ石)