「親戚や知り合いの方、電話などでぜひ声かけを」
一方、警戒区域でない場所で大きな被害が起きた例も。8月13日の土砂崩れで1人が死亡、2人が不明となった長崎県雲仙市の土砂崩れ現場は、ハザードマップで警戒区域に指定されていなかった。長崎県島原振興局によると、急傾斜地でもなければ川でもないため指定されていなかったという。
天達武史・気象予報士によると、ハザードマップはあくまでも目安で、周辺に危険な状況があれば気をつけてほしいという。番組ではハザードマップの確認方法として、国交省のハザードマップポータルサイトを紹介した。地名などを入力すれば、どの災害が危険か地図で確認出来る。「帰省が難しい今年は、おじいちゃん、おばあちゃんにこのサイトを教えて、コミュニケーションをとって欲しい」(天達予報士)。
浸水予想を3Dで表示するハザードマップも作られ始めている。今年6月に荒川下流河川事務所が公開した3D浸水想定区域図で、荒川流域に3日間で600ミリの雨が降った場合の浸水予想画像を見ると、住宅地の一階部分は完全に泥水で水没。北千住駅の西口も商業施設を結ぶデッキ部分がギリギリ見えている状態になっている。
天達予報士「今回九州で降った雨が荒川周辺で降るとこうなります。こういうのを実際に見ると本当に危ないというのがイメージできる」
永島優美アナウンサー「ハザードマップの確認が重要ですね」
矢沢心(タレント)「家族が別々の場所にいて連絡が取れない時には、この場所にこのルートで集合しようねと子どもたちとも話をしています。場所だけ言ってもなかなかわからないので、一緒に歩いて遊びに行って、『何かが起きたら今来たこのルートで』という感じで教えています」
永島アナ「国交相のポータルサイトは簡単に調べられますが、インターネットを普段使わない高齢の方もいらっしゃると思います。親戚や知り合いの方、電話などでぜひ声かけをお願いします」
(みっちゃん)