メジャーリーグで12日(日本時間、2021年8月)、ホームラン王争いトップを走る大谷翔平が所属するエンゼルスは、2本差で2位につけるゲレーロJr.のブルージェイズとの試合が行われた。この試合で大谷は14試合ぶりの38号ホームランを放ち、この日無安打だったゲレーロJr.との差を3本に広げた。
そして今日13日は、ホームラン王争いトップの大谷がピッチャー、2位のゲレーロJr.がバッターでの対決。エンゼルスのマドン監督はこの直接対決を「100年に一度の出来事」と話し、ファンも大注目している。
実はこのところ投手としての大谷に「ある変化」があると言われている。
与四死球も激減
「モーニングショー」のプレゼンター、野上慎平アナが「MVP候補の2人の初対決とされていて、この対決がMVP投票に影響を与えるともいわれている」と紹介。
スポーツキャスターの長嶋一茂は「大谷としては投手としてゲレーロJr.を抑えるのがホームラン王への近道。見ごたえがある。世界一速い球を投げ世界一遠くに飛ばす大谷の活躍を楽しみに強いている」とコメント。
大谷の「ある変化」について、野上アナは「大谷選手は7、8月に、メジャートップクラスの防御率を記録している」と紹介。事実、4月は3.29、5月は2.38、6月は4.94だったのに対し、7月は1.35、8月は1.50と2カ月続けて防御率1点台。また、与四死球も激減している。4月が15個、5月が14個、6月が12個だったが、7月は2個、8月は今のところ0個と与四死球数が激減。
野上は「変化球で打たせて取るようになったことが原因ではないか」と指摘。大谷自身も8月5日のインタビューで「ここにきて、トミー・ジョン手術をしたひじの状態が良くなってきた」と話している。
長嶋一茂が「状態が良いと、遊びができて160キロを投げなくても抑えられる。力が抜けている分だけコントロールもよくなっているのではないか」と話した。
テレビ朝日コメンテーターの玉川徹が「僕はホームラン王に注目したい」というと、長嶋は「僕は大谷が50本打ってホームラン王になると予測しています」と断言していた。
(バルバス)