ワクチンとデルタ株の「注目データ」 谷原章介「(接種)4回目も必要なのかな」

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   新型コロナウイルス感染は、首都圏は95%、関西圏は84%がデルタ株に置き換わったようだ。昭和大医学部の二木芳人・客員教授は「従来株に比べると感染率は1200倍と非常に高く、飛沫の中の量も多い。子どもにも感染します」という。西村康稔・コロナ担当相は「デルタ株を家庭に持ち込んだら、全員がかかってしまう」と警告している。

  • ワクチンをめぐる研究結果に注目が集まっている(写真はイメージ)
    ワクチンをめぐる研究結果に注目が集まっている(写真はイメージ)
  • ワクチンをめぐる研究結果に注目が集まっている(写真はイメージ)

発症予防率と感染予防率

   ところが、デルタ株に今のワクチンはあまり効かないという、ショッキングな研究データが発表された。12日(2021年8月)の「めざまし8」で、情報キャスターの倉田大誠アナが紹介した。「アメリカの医療機関『メイヨー・クリニック』の研究チームの発表なのですが、デルタ株に対する有効性は、ファイザー製のワクチンは42%、モデルナ製は76%だったというのです」

   司会の谷原章介は「有効率は90%台ということだったと思うんですけど、どうなんでしょうか、二木先生」と驚く。

   二木教授「90%台というのは発症予防率で、これは感染予防率ということです。『メイヨー・クリニック』はアメリカでも権威ある病院ですから、このデータは注目ですね」

   日本でも接種が進んでいる両社のワクチンは、感染しても90%以上は重症化を防ぐが、感染そのものを防ぐ効果は4~7割程度ということなのだ。谷原は「日本も10月までに打ち終われば、感染拡大に出口が見えると思っていたのですが、これでは3回目の接種、いや4回目も必要なのかな」と心配する。

   イスラエルやヨーロッパは、ワクチン接種を始めて間もなく1年近くになる。有効性や有効期間についてもわかってくるのではないか。

(カズキ)

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