名古屋市の河村たかし市長がかじった、ソフトボール日本代表の後藤希友選手の金メダルは、やはり新しいものと交換されるようだ。きょう12日(2021年8月)の「あさちゃん!」で藤森祥平アナウンサーが伝えた。
謝罪文書届けるも批判の声やまず
河村市長は、今月4日、東京五輪で金メダルを獲得した後藤選手が市役所を表敬訪問した際、マスクを外して了解なしに金メダルを口に入れてかじる真似をし、そのまま返却した。市役所には苦情や批判が相次ぎ、後藤選手が所属するトヨタ自動車も「今回の不適切かつあるまじき行為は、アスリートへの敬意や称賛、また感染予防への配慮が感じられず、大変残念に思います」と怒りのコメントを出した。
河村市長は記者団の前で謝罪し、トヨタにも謝罪文書を届けたが、批判の声はやまず、パラリンピック行事への出席を見合わせるなど収拾に追われていた。
藤森アナは、12日の「スポーツニッポン」の記事を引用し、「実現した場合には、交換にかかる費用を河村市長に負担させることが検討されているということです」と伝えた。この問題でIOCは当初、メダルの交換には否定的なコメントを出していたが、誰がどのように判断して交換が決まったかについては、番組内で言及がなかった。
たとえ新しい金メダルが届けられたとしても、それは後藤選手が表彰台でチームメートと一緒に授与されたメダルではない。メダルの交換が実現しても河村市長の顰蹙(ひんしゅく)行為がチャラになるわけではないという厳しいコメントが、MCの夏目三久からあっても良かったのでは。
(キャンディ)