水上バイク「暴走族」を「殺人未遂」で告発 石山アンジュは「監視ドローン」活用提言

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   兵庫・明石市の海水浴場で、数台の水上バイクがものすごい爆音を立て猛スピードで疾走する映像を紹介しながら、MCの羽鳥慎一は12日(2021年8月)、「このところ水上バイクの暴走が相次いでいて、明石市の泉房穂市長がこれを殺人未遂容疑などで刑事告発するという異例の対応をとりました」と説明した。

  • 海の平穏を守るには(写真はイメージ)
    海の平穏を守るには(写真はイメージ)
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明石市の市長「殺人未遂に当たると判断」

   映像は7月31日の林崎・松江海岸。水浴びしている海水浴客の間を切り裂くように水しぶきを上げる水上バイクが猛スピードで何度も走り抜けていくもの。「まるで暴走族」「あおり運転と一緒ですね」「あぶないし不快です」など、海水浴の人は恐怖を訴えた。映像を撮影した人は海上保安庁に通報し、巡視船が到着すると水上バイク数台は現場から逃走していった。8月1日にも計6台の水上バイクが現れ、海水浴を楽しむ人の近くを猛スピードで走り回った。

   6日には明石市の泉市長が「殺人未遂に当たると判断した」と話し、危険運転を繰り返す水上バイクを刑事告発すると発表。さらに市長は、第五管区海上保安本部を訪れ、容疑者不詳のまま殺人未遂と県の条例違反の疑いで告発状を提出し「人が死んでからではなく、防ぐための対応だと話した。

   実は水上バイクの暴走は2018年8月に事故を起こしている。兵庫県淡路市の北淡室津ビーチで男女8人が乗るバナナボートと水上バイクが接触し、バナナボートから海に投げ出された男性が死亡する事故が起きた。

   明石市は海上保安庁や兵庫県、警察などとパトロールを強化し、林崎・松江海岸には平穏が戻ったように見えた。しかし、8月8日には同海岸から約2キロ離れた別の海岸で暴走行為が目撃されている。映像にはサーフィンを楽しむ人の近くで水上バイクがターンし、跳ね上がった水がサーファーにかかる様子が映っている。撮影者は「明らかにわざと近くでターンして水をかけていた」と話した。

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