「タトゥーは医療行為にはあたらない」と主張し裁判
米俳優のブラッド・ピットらを顧客に持ち、韓国で最も有名なタトゥーイストの1人、キム・ドユンさんは、顧客の女性タレントがタトゥーの写真をユーチューブに投稿したことがきっかけで、罰金の支払い命令を受けた。しかし、「タトゥーは医療行為にはあたらない」と主張し、あえて正式な刑事裁判を求め、近く公判が始まる予定だ。
キムさんは取材に「一生会うこともかなわないようなハリウッドの俳優がハグしてくれて、『マイ・アーティスト』と呼んでくれる。それが韓国に戻ってくると犯罪者扱いで、落差が激し過ぎる」と話していた。
夏目「医師免許が必要なのにもかかわらず、キムさんのように違法に続けている状態がずっと続いてきたのはどうしてなのでしょうか」
金氏「タトゥーが医療行為となったのは、約30年前の最高裁の判決以降ですが、国は対応せずに放置してきたのが現状です。2カ月前にはタトゥーイストの免許を作って資格を取れば合法化されるという法案が国会に提出されました。タトゥーは医療か芸術をめぐる論争は、今後さらに激しくなりそうです」
(キャンディ)