「あさチャン!」の「World特派員リポート」は、世界各地のTBSの特派員が現地の話題を3分間程度にまとめて届けるコーナーなのだが、新聞やニュースではあまり目にすることのない「掘り出し物」も少なくない。きょう12日(2021年8月)、MCの夏目三久が「あることを巡って論争になっているそうです」と切り出したのは、韓国のタトゥー事情だ。ソウル支局の金氏裕之特派員が中継で伝えた。
医師免許を持たない場合は違法とみなされるが...
「3カ月前にソウルに来て、街に出て驚いたのですが、日本よりタトゥーをしている人が段違いに多いと感じます。サブカルチャーの発信地、ソウルのホンデなどではド派手なタトゥーをしている人も良く見かけます」と金氏特派員。
世論調査では、タトゥーをしたことのある女性は10%、眉毛などをタトゥーで描いた女性は45%にのぼっている。さりげなくワンポイントで、というのではなく、長袖の服を着ているかと見間違うほどびっしりとタトゥーを施す若者も少なくない。
両方の肩からげ首まで、サメ、サイコロ、キリストなどのカラフルなタトゥーをびっしりと施した若い男性は取材に対し、「2000万ウォン(200万円)かかりました」。背中や腕などにタトゥーを入れた若い女性は「めちゃめちゃ後悔してますよ。仕事のために隠さなければなりません」と話していた。
韓国では、タトゥーを彫る行為は医療行為とみなされており、医師免許を持たない場合は違法とみなされる。ただ、20万人ともいわれるタトゥーイストのほとんどは医師免許を持っていないのが現状だ。