興味深かったクイズ番組の歴史 「素人参加型」が今こそ必要!?

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   日曜早朝に放送されているテレビ朝日の広報・自己批評番組「はい!テレビ朝日です」。この日8月8日(2021年)は、「クイズプレゼンバラエティQさま!!」などの問題監修をつとめるクイズ作家の道蔦岳史をゲストに迎え、本人がクイズ作家になるまでの半生と、これまでのクイズ番組の歴史を振り返るものだった。

   高校2年生の時に「クイズグランプリ」に出場したのを機に、さまざまなクイズ番組に挑戦、賞金・賞品をゲットしてきたという道蔦氏、優勝回数はなんと14回とか。当時の優勝賞品は海外旅行が多く、ヨーロッパ5カ国、アメリカ西海岸、エジプトなど計9回の海外旅行を獲得したというから羨ましい。

  • テレビ朝日の「はい!テレビ朝日です」番組サイトより
    テレビ朝日の「はい!テレビ朝日です」番組サイトより
  • テレビ朝日の「はい!テレビ朝日です」番組サイトより

クイズ作家になったきっかけ

   その後、「ギミア・ぶれいく」(TBS系)の「クイズ日本一決定戦」企画に出演者としてオファーされたが、当時はプレイヤーからクイズ作家になった人はほとんどいなかったので、出演者の人選から問題作りまでをやらせてもらいたい、と提案し、クイズ作家になったとか。

   興味深かったのは、クイズ番組の歴史。1961年にスタートした「ズバリ!当てましょう」(フジテレビ系)から始まり、63年スタート「アップダウンクイズ」(毎日放送)、現在も特番で放送される69年スタート「クイズタイムショック」(テレビ朝日系、現在は「ザ・タイムショック」)、70年スタート「クイズグランプリ」(フジテレビ系)、79年スタート「象印クイズ ヒントでピント」(テレビ朝日系)など懐かしいクイズ番組の話。「社会の10」や「スポーツの30」などジャンル別に出題する「クイズグランプリ」方式は今でもバラエティなどで使われる手法だ。時間が許せば、ひとつひとつのクイズ番組についてじっくり見せて欲しかった。

   こうしてみると、昔は素人参加型のクイズ番組が多かったが、昨今はタレントの出場するものばかり。この秋、1975年スタートの「パネルクイズ アタック25」(テレビ朝日)が終了することが決まっており、かろうじて残っていた素人参加型クイズ番組が風前の灯火に。「東大王」(TBS系)などではなく、本当の素人に夢を与えるような素人参加型番組がいまこそ必要なのでは!?

(大熊猫)

姉妹サイト