新型コロナウイルスのワクチン接種が最も進んでいるイスラエルで、3回目の接種が始まった。感染者が再び増え始めたからだ。河野太郎・ワクチン担当相は「来年、ブースター(3回目)を打てるようにワクチンを確保する交渉を進めています」と語っている。
「めざまし8」で「(3回目で)抗体量は飛躍的に増加」と紹介
日本では2回接種の完了は34%だが、2回では予防効果は薄いということか。モデルナ社やファイザー社は「時間の経過とともに抗体が減少する可能性がある」としている。11日(2021年8月)の「めざまし8」で、情報キャスターの倉田大誠によると、ワクチンは1回目の接種後3~4週間で抗体を作り、2回目の接種でその量を増加させる。6カ月以降は減少が始まるが、3回目を接種すると抗体量は飛躍的に増加するのだという。
昭和大医学部の二木芳人・客員教授はこう解説する。「抗体量には個人差があって、男性より女性の方が多く、男性でも高齢者ほど減少が早いということがわかっています。また、いまのワクチンでは、デルタ株の抗体ができにくいということもあるようです。3回目の接種によって、重症化などはかなりブロックできるのではないかとみています」
やはり、接種は3回受けたほうがいいのか。街のクリニックなどでは、抗体量確認の検査を受ける高齢者が増えているという。ただ、番組には視聴者のこんな声が寄せられた。「まだ1回目も打てていない。3回目よりこっちを早くして」。その通りだ。
(カズキ)